ESG先進モデル工場建設への取り組み


省エネ技術を結集した新世代工場
自動車産業は100年に一度ともいわれる変革期を迎えています。
IJTTでは、新たな成長分野への参入を目指して北上新鋳造工場の建設を進めています。
本工場では、次世代モビリティに欠かせない大型ロボット向け部品を生産し、市場の変化に柔軟に対応できる体制を整えます。


組立ラインや物流用途でバッテリーなどの重量部品を扱う大型ロボットの部品を中心として製造ラインを構築しています。
新工場の概要
名称 | 北上新鋳造工場 |
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所在地 | 岩手県北上市和賀町後藤2地割106番地6(北上工場敷地内) |
床面積 | 25,850㎡ |
生産能力 | 月産約2,500トン(2直定時稼働)(予定) |
工場建設の4つのイノベーション
消費を変える


北上新鋳造工場では、従来のコークス式キュポラ炉に代えて最新の電気溶解炉を導入し、炉外へ逃げる熱エネルギーを大幅に削減しています。さらに、二重屋根構造とALC(軽量気泡コンクリート)壁材の採用および窓を少なくすることにより断熱・気密性能を高め、空調負荷を抑制しています。
また、屋上には太陽光発電パネル3,275枚を設置し、電力使用に伴うCO2排出量減少を図っています。
管理を変える


IoTやシステム技術により設備管理、生産管理、品質管理、作業者管理、消費量管理の5つの側面で可視化を進め、特に製品個別のトレーサビリティ管理システムを導入します。
構内物流を変える


従来のフォークリフト輸送を極力廃止し、自動搬送ロボット(AGV/AGF)を導入。6か所の自動走行ルートと自動倉庫システムで搬送効率を向上させ、構内物流の省力化とCO2排出削減を同時に実現します。
(画像は海老名工場で使用されているものをイメージとして使用しています。)
作業現場を変える


約50台の産業用ロボットを導入し、人による作業を代替します。
これにより、年齢や性別を問わず安全・快適に働ける環境を整えています。
(画像は海老名工場で使用されているものをイメージとして使用しています。)