人材育成

考え方

人材育成では、当社の従業員に共通して必要とされる職務遂行能力「スタッフ力」と、職種に応じた専門的な能力や技術力の「ものづくり力」を強化し高めることを目標としています。
そのための施策として、従業員一人一人の「キャリアプラン」を設定し、従業員が目指す姿とそこに至る育成の道筋を明確にします。そして従業員のキャリアプランと会社の目指すべき姿をマッチングさせ、組織成果の最大化を図ります。またキャリアプランに基づき業務経験を通じた育成(OJT)と各種研修制度によるスキル学習(OFF-JT)を施すことで従業員の職務遂行能力を高め、実績や能力の適正な評価を行います。
これら「育成」「配置」「評価・処遇」を継続的に回していくサイクルで、人材育成を行っています。

主な取り組み

教育・研修体系

当社の教育研修は、業務を通じて成長させる(OJT)と階層別教育(OFF-JT)を相互補完する形で運用しています。階層別教育では、従業員にそれぞれの階層や職位に必要とされる能力を中心に研修を行い、従業員のスキルアップをサポートしています。

ものづくり力の育成

現業系の従業員の「ものづくり力」を強化するため、業務経験を通じた育成(OJT)のほか、技能・技術力の向上を狙う催し物を実施しています。優秀な改善実績や技能に対する表彰や褒賞、新しい技能や技術の情報を共有するための仕組みにより、当社全体のものづくり力の底上げを促す様々なプログラムを整備しています。

活動 対象となる従業員 頻度 内容
1 生産 Jump Up改善活動 工場・関連会社(海外)の従業員 1回/年 従業員から生産現場の改善活動実績を公募し、優秀な活動実績に表彰を行う。
2 技能
コンテスト
工場の
従業員
1回/年 測定・加工・組立・鍛造・鋳造の分野での技能を公募し、優秀な技能に表彰を行う。
3 技術
発表会
工場の
従業員
1回/年 新規商品の開発や新しい工法等の報告発表を行う。
4 専門部会改善
発表会
工場の
従業員
1回/年 専門職層の業務の改善実績を発表し、優秀な改善実績に表彰を行う。
5 技能検定取得 工場の
従業員
2回/年 機械加工・機械保全・熱処理の国家検定の取得を促進する。

従業員の評価と人材育成

評価サイクルでは、まず期初に、対象期間中に取り組むべき目標を設定し、従業員は目標達成に向けて様々な活動や取り組みを行います。対象期間終了後に上司と部下で面談を実施して、設定した目標と対象期間中の活動を比較評価し、今後対応すべき課題やスキルを明確化することによって次の期間に向けた目標を設定します。このサイクルを適切に回すことにより、人材育成を図っています。